夢でも妄想でも許せん
「三郎」
「はい?」
「今まで黙ってたんだが………俺、お前のこと凄ぇ女として意識してる」
「えっ!?き、急に何言い出すんですか名前先パイ!!?」
「好きだよ。抱きしめたい」
「ちっ近寄ってこないで下さい…!ひゃっ」
「可愛い…」
「あっ…」
「三郎…」
「名前先パイ…」
+++
「あっいやぁ…!そんな所触っちゃダメですぅ!ああん!」
「……………。」
「あん…!そんなっ激しい…!名前先パイっ」
「何この子なんで寝てるのにこんな卑猥で猥褻なの寝言デカイてかホントに寝てるの?」
「あははー時々ビクンビクンしてるんだけどー鉢屋気持ち悪ーい」
「そもそも健全な部活中になんでこいつ寝てるの?」
「鼻と口塞いだら起きると思いますよ。殺りましょうか?」
「漢字が間違ってるぞ勘右衛門。このうっかり屋さんめ☆」
「あは☆」
「あっ名前先パイの…!」
「え、なっ何さ」
「……………。」
「………………うへへへ」
「…………………………。」
「せ、先パイ?」
「勘右衛門、このまま三郎をセクシャルハラスメントの罪で雷蔵に引き渡します。」
「ちょっと落ち着いて下さいよ名前先パーイそれは最終手段でしょー?」
「だってこいつ笑った笑いやがった俺の、夢とはいえ想像とはいえ決してそれは現実ではないとはいえ笑いやがったんだぞ。男のプライドをズタズタにして許されるとでもこんなっ辱しめを受けておいてっ黙ってるなん、てそんなのって」
「後半泣いてグズグズじゃないですか」
「ゔ、うわぁぁあああん雷蔵ぉぉお゙ぢょーじぃぃいいい!!!!!!!!」
「待って下さいよ名前先パーイ」
その後、会うなりいきなり泣きながら抱き着ついてきた名前を無表情(内心わたわた)で撫でる長次とブリタニカ大百科を装備した雷蔵さんがいたとか。
+++ 三郎の日おめでとう! これからも三郎へ歪んだ愛を育んでいきたいです(笑)
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