勿論君が誰より一番!



※恋人設定


「名前!朝だぞ!!」

「……おっとこれは予想外」


朝起きたら彼女が自分の上に乗っかってました
ラムちゃんコスで


「…なんで小平太が朝から俺の部屋にいるの?」

「名前の叔父さんにいれてもらったんだ!」

「ちょっまさかその恰好で家まで来たの!!?」


思わず己の腹筋だけで上体を起こして小平太の両肩を掴んだ。むきだしの肩が少し冷えていることに俺は少し、眉を寄せる。
改めてマジマジと観察する。衣装元は三郎とか仙ちゃんだろう。しかし、これはサイズはあっているんだろうか?虎柄の…ビキニ?は殆ど役目を果たしていない。胸が危ないです。もう見えちゃいそうなくらい溢れてます何とは言わないが。察してください。下のショーツ(ホットパンツと言うよりもはやショーツである)も布地足りなかったの?と聞きたくなるくらいだ。衣装とは別だが曝されたお腹はくびれていておへそが大変可愛らしい。ご丁寧に角までカチューシャに付いてて普段ポニーテールにしてある髪は下ろしてある。あ、虎柄のブーツまで履いてるっ土足厳禁だぞ家は!
正直に言う。凄く可愛い。
しかし、彼女のこんな姿を他所の男に見られたのかと思うと憤りしか湧いてこない。


「違うぞ?名前の叔父さんに入れてもらって、なかなか名前が起きないからその間に着替えたんだ!」

「…そっか良かった」


誰かに見られたりしたわけではないらしい。冷静になってベッドのすぐそばの床を見ると脱ぎ散らかしたセーラー服を発見した………て、ヤバい遅刻!!


「小平太!起こしてくれて有り難う!今何時!?!」

「4時だ!」

「…………………は?」


彼女の言葉を聞き部屋に立て掛けてある時計を見る
………ホントに4時だ
顔をまた小平太に戻すと満面の笑み
……嫌な予感がしてきた

「名前、これ似合うか?鉢屋が『男は皆これが好きだ!!』と言っていたから借りたんだ!」

「うん。三郎になんでお前持ってんの?とか小平太が入るならお前ぶっかぶかなんじゃね?とか色々聞きたいことはあるけど凄く似合ってるよちょー可愛い。だからちょっと退いてもらえる?俺起き上がりたいなー、なんて」

「名前?」

「はい(笑顔なのにちょー恐い)」


いつの間にかまたベッドに寝転がっている俺と俺の腹辺りに乗っかって俺の上に寝そべる小平太
自分の胸板に伝わる質量のある柔らかい感触にドキリとする。しかし鼻の先にある小平太の顔は笑顔なのにそれはそれは恐い


「またいさっくんのおっぱい触っていたな。私のおっぱいもいっぱい触っているのに」

「あれは不可抗力!事故です!それに……小平太は俺のか、彼女でしょ」


緊張しながら言った俺の言葉に小平太は満足そうにニカッと笑い、俺に一つ触れるだけのキスをして離れる
しかし、まだ退いてくれない


「ああ!私は名前の彼女だ!だからこそ、」

「?」

「ダーリン!お仕置きだっちゃ!!」

「え」

「私が満足いくまで付き合ってもらうぞ!!」

「え゙」


途中、学園に逃げるために登校しようと小平太を宥めた後、リビングのテーブルの上に置き手紙を発見

『避妊はするように』

ぐしゃぐしゃに丸めて捨てたのは言うまでもない。注意すべき点がズレているんだ


(痛い…あらぬ所が痛い)
(ダーリン大好きだっちゃ!!)
(……まぁ小平太の機嫌が治ったなら…)
(だからダーリンもう一回!)
(え゙、いや流石にもう無理ってちょ!……っ)


***
節分関係ねぇ\(^O^)/



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