幼稚園児の時に終えましたきゃっ



※現パロ 高3設定


いつも通り俺は仲良くしている仙蔵達と俺や長次、小平太の所属している2組で昼飯を食べていたはずだ。最初は何故こいつら以外に友達が出来ないのかと悲しくなったが、男から人気の高いこいつらのせいだとわかり、俺が一人の時は喋る奴も出来た。妬まれているが輪に入ってくる勇気はないらしい、ちょっとガッカリ。まぁ男一人のハーレムを今では楽しんでいる。性格は置いといて見た目はどいつも一級品だ
しかし、何がどうしてこうなった。
教室から一緒に逃亡してきた留ちゃんを見る。つり目がちでキリリとした印象をもつ顔、控えめだがないわけではない胸のふくらみ(B〜Cの間とみた)そしてスラリと長い美脚。綺麗だよね。どちらかというと男より女にモテる部類だけども。


「留ちゃん相変わらず素敵な美脚だね」

「お前…状況わかって言っているのか?」


留ちゃんが呆れた…というよりうんざりした顔で言う。失礼な。


「いきなり胸ぐら掴んでくるような爆裂巨乳の体育会系女子の思考回路がわかるわけないじゃん。俺は頭脳派なのー」

「そもそもの原因はお前だぞ、名前」

「おっとー華麗にスルー?」


話をしながら奴に見つからないように移動する。俺の手をひいて前を歩く留ちゃんにドキドキ。意外にも小さい手にドキドキ。めっさタコとかあるけど流石武闘派ー
なんとか見つからずに体育館裏までくると留ちゃんは俺にどうしてこうなったのか説明しだした。


「昼を済ませて雑談をしてたな」

「うん、仙ちゃんがいさっくんがラブレターを貰ってたって発言から恋バナになってたねぇ、そういえば留ちゃんこの前女子から告h「おお俺のことはいいんだ!それで伊作がラブレターの相手から無理矢理キスされそうになったのを仙蔵が止めた件からファーストキスがどーのって話になった。」

「無理矢理はよくないよねーいさっくんも可哀想に…しかし、あのボディは全世界のヤロー共が「伊作もいいんだ。それで仙蔵がお前にファーストキスはいつか聞いてきてたな?」

「正しくは『お前はキスもまだだろう名前?』と決めつけられました。組みかえられた脚が凄く蠱惑的「そこだ!なんですぐしてないって言わなかったんだ!」

「留ちゃんも俺がファーストキス済ませてない前提で話すのね…」

「だってお前こ「名前!!!」


向かい合って留ちゃんと話してた俺の背後に爆裂きょぬー…基、俺と同クラの七松小平太が。ちょっ足音とか気配なかったんだけど!?何その忍者みたいなスキル!!
どうしよう留ちゃん!と振り返ったら留ちゃんが消えていた。この状況で見捨てるのか留ちゃん…ここまでアリガトネ。
俺は早々に一人で逃げきるのは困難と判断して小平太に向き直る。男子の平均よりちょっと高い俺からしても見下ろす、とまではいかないので女子からするとかなり高いのだろう身長。流石はバレー部のエースアタッカー。量の多い髪をポニーテールにして、意思の強そうな太めの眉は意外にもちゃんと整えられている。クリッとした大きな目は可愛らしく、こぶりな鼻もふっくらとした唇もたまらなく魅力的だ。


「小平太、あー…何かな?」


と言いつつも男なら誰でも目がいくのはこの胸だ。たわわに実り過ぎじゃね?いや、全然悪くないけどもむしろグッジョブ!と言いたい。


「名前…!!」

「ぶっ…!?」


ガン見してても小平太は怒らないので見続けていたのがいけないのか、いきなり現れたものに反応が遅れた。いきなりきた衝撃に尻もちをつく。格好悪い。いや、意識があるだけ褒めてもらいたい。口から下顎にかけて鈍痛。凄く、痛い。口もとを片手でおさえ、小平太をみるとニコリと笑われた。笑ってるのに怖い。右手には小平太パペット。
どうやら俺はあれで殴られたらしい。え、何故?
俺の困惑した雰囲気を感じとったのか、小平太はより笑顔を深めた。ちょーこわい


「ファーストキス以外認めないぞ!」


そう言って未だ尻もちをついたままの俺の前にしゃがみ、パペットの口をパカパカ動かす。
浮かんだのは何年か前に観たお茶のCMだった。少年がパペットにファーストキスを奪われる可愛らしいもの。決してパペットをして右ストレートを顔に打ちこんでくるものじゃなかったはずでしょ
ジッと俺の反応を見てくる彼女に一つ溜め息をこぼし、俺は彼女の唇を奪い返してやった。


(名前ー!!)(いやっちょっ抱きついてこないで!よくよく考えたら凄い状況だから!!むっ胸が!!ちょっきゃー誰かーー!!)


***
七松さんは男主がファーストキス済みだったのが許せなかったんです…わかったかな…
留さんは男主が逃げる際に巻き込まれただけですチョイ不運(笑)



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