姫始める?



「長次」

「………?」

「明けましておめでとう」

「…おめでとう」

「早速だけど長次、姫始めって知ってるかしら?」

「…………名前」

「その様子だと知ってるわね。なら話は早いわ」

「…待て、名前…」

「何故かしら私達付き合ってるのよ?この服の下に鍛えあげられた腹筋や背筋があるのだって知ってるのに…」

「…っ!触、る…な……」

「はぁ…頬を染めて涙目で…可愛いわ長じっ…!?」

「止めんか痴女が」

「痛いじゃない仙蔵」

「バカタレ!俺達もいるんだぞ!!」

「文次郎落ち着いて。怒る所はそこじゃないよ」

「そうだ!名前、仮にもお前は女だろう慎みを持て!」

「名前!欲求不満なのか?」

「それなりに」

「小平太ーーーーー!!!!!」

「お前も答えるな!!」

「五月蝿い仙蔵、お母さんみたい」

「誰がお母さんだ誰が!!」

「……………名前」

「何かしら長次」

「……今年も宜しく頼む…」

「えぇ、勿論よ。じゃあ早速…」

「いい加減にしないと人体の急所という急所に針指すよ?」

「ゴメンナサイ」


(ん?残念そうだな!長次!!)
(………ふるふる)←首ふり


***
今年も宜しくお願いしますっ



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