いつまで、あなたのことを待てばいい?


「六番隊が?」
「あぁ、名指しされてしもたから行ってくるわ」
「気をつけてね」
「わかっとる、すぐカタつけてくるさかい、待っとってや」
「うん、待ってる」

そう言って私は真子を見送った。
でも真子は帰って来なかった。
夜が更けて、太陽が昇って、また夜を迎えて…それでも、真子はこの部屋に帰っては来なかった。
…それきり、真子はいなくなった。

「え…死ん、だ……?」
「我々は、藍染副隊長からそのように聞いておりますが…」

そんなの、嘘でしょ?
だって真子は強いんだもの、すぐにカタつけるって言ったじゃない。
私はそんなの信じない。
だから、私は何年も何十年も待ち続けた。
真子が側にいなきゃ幸せになんてなれやしないの。
私を幸せにしてくれるのは、真子以外、他にいやしない。
真子じゃなきゃダメなの。

「だから、だから…お願いよ…っ……」

お願い、神様。
真子、私いい子で待ってるから。
真子のこと信じて、待ってるから。
だからお願い。

「…帰ってきて…!」





待つ
(涙が枯れるまで)


2012.12.24





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