淘汰の国のアリス | ナノ




…ねえ、アリス

君は覚えていますか

ある雨の日のことです



僕はいつものように

「アリス」を探すために

知らない街の中を

駆け回っていました。


ところがその道中

僕は黒い何かに

ぶつかりケガをしました

とても痛かったです



雨は強くなって

助けも求められず

僕の力は尽きて

倒れていたところを



アリスが助けてくれたのです。



僕は、そんな

好奇心旺盛で、優しく、純粋で、しっかり者の君にこそ




「不思議の国に相応しい」と


不思議の国にいてほしい














  く

 は






―――――――……
文はここで途切れている
―――――――……






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