※ヒビキが黒くて、コトネが出てこないです。
嫌いな色は、あか。
「メガニウム、のしかかり」
「ちょっと待て!!」
見る度に腹が立ちそうになる赤髪を見つけて、すぐさまにモンスターボールを出した。
本来は会いたくないし話したくもないのだけど、今回はどうしても聞いて、言ってやりたいことがあったから。
「コトネに何言ったんだよ」
「…お前には関係ないだろ…!」
「ああ、そう。…メガニウムはかいこうせ「いい加減にしろ!」
ちっ、と、舌打ちしたくなるのをこらえてメガニウムをボールに戻した。悪いな、後でたくさん光合成させてやるからねメガニウム。
「…コトネ、泣いてた。お前に会いたいけど会えないって」
「…っ」
「一人で強くなるとか、コトネを越えるとか正直お前のことは僕はどうでもいい」
だけど。
「いらないなら、僕がもらう」
「…お前、」
「後から突き放すくらいなら、優しさも寂しさも見せないでよ」
「…いらないなら、僕にくれよ」
コトネ、
「…俺、は」
「…今、コトネはカントーにいるよ」
だから、これが最後だ。
これで逃すようなら、僕は何をしてもコトネをもらう。
「次に会った時までに、コトネの隣にいなかったら僕は動くよ」
だから、覚悟を決めなよ。
そう言いたいだけ言って、僕はその場を立ち去った。
数ヶ月後、彼女のそばに立っているであろう赤を思い浮かべながら。
end
別人だらけですみませんでした…!
コトネちゃんが泣いたのはライバル君がうっかり暴言吐いたせいです。
*戻
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