ある二人六 | ナノ
一分と経たないうちに治療は終わった。まだ痛むが、寒風にさらされないだけでも十分ありがたい。
「あんがとよっ。」
なんか彼女が可愛くて、つい頭を撫でようと手が出る。最初はかわされたけど、睨まれながらも三度目の正直とやらか三回目には(なんか悔しかったから一回で止めなかった)左腕と右足をがっちり捕まえられながらも頭を撫でられた。顔が赤いのは気のせい・・・かな?
「・・・ホントに来ないのかよ?遠慮するなって。」
「行かない。」
「・・・そっ、か。・・・じゃあな。・・・後悔しても知らねーぞ?」
「ああ。・・・ありがとな。」
・・・何か言ったかな?まあいいや・・・。


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