【庭球】丸井くんと。
2013/08/22 11:15


アイドルみたいに騒がれるでもなく普通に一つの部として存在するテニス部の丸井くんとコミュ障ガールが親友になる話。

当たり障りのない会話をしようとして頭を悩ませてるうちに相手に見限られてしまうコミュ障ガール

仲良くなりたいと思う気持ちはあるのでがんばって友人のいる新しいグループに溶け込もうと毎日奮闘

ある日、友人の男友達であり自身のクラスメイトな丸井くんがふざけているとき誤って鞄をぶつけられ(謝ってくれたが)、それ以来これ見よがしと遠まわしに毒を吐くように
但しそれは友人が側にいるとき。ムカついてからは自分からわざわざ話しかけたいとは思わないし(そもそも誰かに話しかけるという行為が苦手)、友人たちといるときなら悪口もじゃれの一環として受け止めてもらえると思ったから

「ただのおとなしい奴かと思ってたけどお前結構ネチネチしてるよな」

丸井くんから話しかけられても事務的な話以外は基本的無視。
あっても気が向いたらたまに軽く返す程度。
根にもつタイプ
丸井くんからは変な奴認識されてる

しかし二人でなにかしなければならない事態が起き、愚痴こぼしつつぐだぐだ話してたら案外話があうことがわかって、彼女が毒を吐くのは相変わらずだけど長い付き合いに。

丸井くんと特定の女子だけと仲のいいコミュ障もとい、不器用ガールの三年間のはなし。

女子の派閥の話。
友達付き合いの話。
恋の話。
学校で起こり得る嫌だけど逃れようのないよくある話を詰め込んだ長編。

変わり続ける環境のなかにも変わることのない関係がある。


意識しはじめたのはいつだったか。

抱きかけてた淡い恋心は果たしてどちらのものだったのか。





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