Gift | ナノ

彼シャツお嬢さん
※お嬢さんのイラストがあるよ(あはん系)



ぁー…よく寝た…。そろそろ仕込みしねェとな…、ん?なまえちゃん…起きるよー…?

…あれ…?いねェ…っれ?どこ…

「なまえちゃん…?」
「っは、はいっ」
「あ、いた…え?ええぇえ?!」





「お、はよう、ゴザイマス…」
「…。」
「さっち?あの、」
「どしたの、それ、おれのシャツ?」
「…うん…。」
「着てるね、なまえちゃんが…」
「ハイ、」
「どーして…?」
「え、とこれは、デスネ、その偶々起きたら目の前にサッチのシャツがあってね、思ってたよりもずっと大きくって好奇心が湧きまして、試しに袖を通してみたいなぁ、と思ったのです、あの、勝手に着ちゃって、」
「ありがとうございましたァ!!!」

いや、もう、男達の最高の浪漫じゃねぇのこれ。最高のシチュエーションじゃねぇのこれ。
彼シャツウォォォオッ!
食べればいいんだよな、これはもう据え膳だもんな、おれの男のプライドがなんかそんなこと言ってるもん!

「なまえちゃん!たいへんよくできました!」
「??!」
「なのでサッチさんからご褒美がありますのでこちらまでいらしちまってください。さあ!」

おれの胸に飛び込んでおいでよ!なんてクサイ台詞もきみの為なら何のその。

「あ、でもそろそろ朝ごはんの準備が、
「おーい!サッチ寝坊かー?!おは、うぇえぇえっ?!」
「ひゃああっ!」
「バカ!バカエースコノヤロー!」
「っるせぇよい!さっきか、ら…」
「きゃあぁっ!」
「あーもー!!出てけぇぇ!みんな出てけぇぇ!!」





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