Gift | ナノ

エプロンお嬢さん
※キャラチョイスはアミダさまにお任せ☆
※涙のお嬢さんイラストですよ。


どうした?ここは嬢ちゃんが来るようなとこじゃねェぞ…。木材が落ちて来る前に戻んな。
あん?パウリー?何処かって?…どこだろうなァ。賭博か、街中で借金取りとランデブーか、が常だったんだが。あー…そうだなァ…。
変わったな、パウリーの野郎。だから今奴が何処をほっつき歩いてンのか見当つかん。
そうさな…前は借金取りから逃げたいが為にダラッダラと職場に居座ってたんだが…ピタリと止んじまって。
いそいそと家に帰るんだぞ、あのパウリーが。そもそも借金っつーもんをしなくなりやがって、W7名物が一つ減っちまったなァ。
おっと嫌味だぞ、ここは。
おれらを差し置いて幸せいっぱいになりやがって。聞いて驚くなよ、野郎め、所帯持ちやがった!
余程惚れ込んでンだ、柄にも無く手帳の間に写真挟んでニヤニヤ眺めてやがったぞ。
…おい、嬢ちゃん顔が赤ェぞ。風邪か?
そうか、何でも無ェならそれでいい。で?嬢ちゃんは何しに来たんだ?
…あん?弁当届けに?あァ旦那にか?。旦那はちなみに、誰なんだ、

「ハレンチィィ!てめ、ちょ、見んな!なまえ、なんつー格好を!」
「お弁当、忘れちゃったでしょう?…昨日楽しみにしてくれてたから、届けたくって…お邪魔しちゃってごめん、ね…?」
「いや、嬉しい、それは!だが、だが!いいかよく聞けよ?ここは飢えた野獣の巣窟だそんな無防備な服じゃおまえに危険がっ!ほらカリファんとこで待ってろな、昼休憩が来たら一緒に戻ろう、」
「ふふっ、一人で帰れるから、」
「大事な嫁に何かあったらどうするんだ!命より大切なんだぞ、」
「あ、の。…えと、」
「はっ?!」
「ぱ、ぱうり、」
「…おれの、おれの!ハレンチィィィ!」



まぁ確かにそんな格好、パウリーにゃ刺激強過ぎるわなァ。



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