3






「あの〜…授業始めてもいいですか…?」



いけねっ!!
もう次の授業の時間ダ…



「あ〜オレ達 今日は早退しま〜ス」

『えっ?刻くん?』



オレは二人分の荷物を持ち奈々チャンの手を引いて教室から出た



そして 近くのカフェへやって来た



『うわぁ〜っ!!これ 美味しいなぁっ』



幸せそうにケーキを食べる奈々チャンに 自然とオレの頬は緩む



『幸せだなぁ』

「なら もう一個食べていいヨ」

『違うのー、こうやって カフェでお茶する普通の日常でも
大好きな人が一緒にいるだけで
こんなにも幸せだなって思えるの。
だから奈々は凄く幸せ者だなあって思ったの』


ニコニコと本当に幸せそうに微笑みながら言う奈々チャン


ホント完敗だワ



「じゃあオレも幸せ者だネ」


オレの言葉に 嬉しいなぁ
なんて頬を染めながら言う奈々チャン


オレはこの幸せな日常を絶対に護ってみせると心に強く誓った



「そろそろ帰ろっか」

『はーい』



手を繋いで歩く帰り道
そんな¨いつものこと¨でも奈々チャンはまた オレの大好きな幸せそうな顔をした










ー ノンストップ超特急恋愛 ー



止められない加速し続けるスキの気持ちが、溢れ出るまで後数秒


オレは、奈々チャンを強く抱きしめた。







→あとがき

[ 3/11 ]

[*prev] [しおり] [next#]
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -