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転校初日から、いきなり呼び出された。

だるいし、行かなくていいかなぁ〜なんて思っていたら、クラスの人達が 血相を変えて、早く行けと言う。とくに、沢田くんが…

仕方ないから、言われた通りに
応接室とやらに来てみたものの…

この状況は、何でしょうか?


『トンファーなんて物騒な物振りまわしちゃって…何なんですか?』

「君、そのスカートもセーターも全部、校則違反だよ」

『私は、校則違反したから トンファー振りまわされてるわけ?』


さっきからずっと、トンファーを避け続ける私…

いいかげんイライラしてきたので、彼の腕を掴んだ。


「離しなよ」

『離したらまた、振りまわすでしょ?』


ま、離さなくても 振りまわすんだろうけどね。

これ以上 避け続けるのは、正直面倒だ。
とりあえず、どうやって彼を黙らせるか…


「な…何してるの、君」

『人を黙らせるには、キスするのが一番って言うでしょ?』


あと1cmくらいで、唇が触れてしまう。そんな位置まで顔を近づけてみた。


『痛いなぁもう…』


その結果、顔を真っ赤にした彼に
突き飛ばされてしまった。


「もう、戻っていいよ」

『あら、そう?
じゃあ、続きがしたくなったら
いつでも呼んでね?きょ・う・や・君vV』


そう言えば、驚いた顔をして
そっぽを向いてしまった。

あぁ、どうしようか。
すっごい 可愛いオモチャを見つけてしまった。


しばらくは、退屈しなくてすみそうね?










可愛い委員長さん


「暁さん?!無事…なの?!」

『雲雀 恭弥、彼とっても可愛いのね?』

「「「はぁっ?!」」」







→あとがき

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