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「奈々チャンいるー?」


授業中だというのに、突然 私のいる教室にやって来た刻くん。何か御用ですか?と問えば、手を掴んで 外に連れ出されてしまった。

校外に出ても ズカズカとそのまま歩き進める彼に、どうしたのかと聞けば、紙袋を渡され 公衆トイレに押し込まれた…


『あの…ご説明を…』

「まぁまぁ、とりえずそれに着替えてヨ」


紙袋を開けると、輝望高校の制服が…

とりあえず着替えて外に出れば、刻くんも輝望高校の制服に着替えたようだ。


『いったい 何なんですか?』

「ほら、奈々チャンも桜チャンに会いたいっしょ?今から潜入すんノ」

『まぁ!嬉しいです!!早く行きましょう』


急に何だと少し腹が立っていたが、桜ちゃんに会えると聞いて、私は いっきにハイテンションになる。


『楽しみですわ!』

「好きだネェ…」







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