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とにかく、この悪趣味な男…どこかに行ってはくれないだろうか…。そう思っていた私の願いが通じたのか、私をその場に放置したまま、¨隙¨とやらを作りに 平家は 彼らの元へと向かった。

…放置は、酷いわよね…


平家の作り出した隙のおかげで、人質の救出には成功したみたいだ。しかし、総理は 人見さんに 連れて行かれてしまった…


とにかく私もあちらに向かうため、異能を使い 縄を引きちぎった。いや…切り刻んだ と言うのが正しいのかもしれない。


『あらあら…桜ちゃんも いませんわね』

「奈々?!」

『心配をかけて ごめんなさいね、レイちゃん』


私依存症で過保護なレイちゃんには、先ほどのことは、言わないほうがいいわよね…きっと


総理を殺すまでには、まだ時間があるはず。それまでに、必ず総理を救い出す。全員がそう決意している最中、私は いつか 変態な悪趣味男に復讐してやる…そう心の中で誓った。










決意と誓いと決心


目の前に現れた奈々チャンに、これが終わったら
さっきのことを聞いてみよう。そう心に決めた。





→あとがき

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