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その後の騒ぎは、神田チャンのおかげで なんとかなった、しかし…オレには 気がかりなことが一つ…


「なぁ…奈々チャンの異能って、風…だよナ…?」

『ごめんなさい、さっきのことは忘れて。私 怒り心頭でしたのよ…』

「忘れろって言われても…」

『申し訳ありません…平家に呼ばれているので 失礼しますわ』


そう言った奈々チャンは、風の異能を使ったのだろうか…一瞬で姿を消してしまった。


奈々チャンには、はぐらかされてしまったが オレは、聞き逃さなかった。少し離れた所で ヒモ女がボソリと呟いた言葉を…


「バレるのも、時間の問題…か」


そう呟いた この女の言葉で、確信した。

子供の姿だったことも、こいつがいれば説明がつく。


間違いない、あの日の女の子は奈々チャンだ










夢と絶望


感情に左右されるなんて…

私も まだまだね。







→あとがき

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