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『あなたが、藤原寧々音さんですか?』
「そうだよぉ」
『私は、暁奈々と申します。マグネスさんとは、友人ですの』
突然 割って入って来た奈々チャンに驚く。今まで、何も言ってこなかったが 平家と親しくしてるから、ウチの事情くらい知っているのかもしれない。
『とっても可愛らしいお方ですわね。私とも仲良く…』
「おおー!!奈々ちゃんもフロントホックなのぉ」
『あ…あの…』
突然 磁石をくっつけられて 驚いているようで、何やら固まってしまっている…
『えーっと…フロントホックの下着がお好きですか…?』
いやいや、奈々チャン…その返しは、ちょっと違うような…
「奈々ちゃんの ひーたんとみーたん、とっても フワフワで気持ちいいのぉ」
『そ…そうですか…ありがとうございます…』
奈々チャンの胸に顔を埋めて、フワフワ〜なんて言ってますケド…後ろ見て、後ろ…こっわいお姉さんが すっげぇ顔で睨んでるカラ…
「帰るヨ」
なんとなく あの場に長くは 居たくなくて、奈々チャンの腕を掴んで 足早に学校を後にした。
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