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目が飛び出るほど豪勢な朝食は、やっぱり びっくりするくらい、美味かった。
こんな料理を朝から食べれるのは、奈々チャンが お嬢様である証拠なのだと実感する。
「でさー、奈々チャンと そこの女も異能者なワケ?」
「あぁ…まぁね」
『レイちゃんの異能は¨生態¨ですわ
触れた人物を老若男女様々な姿に変えてしまう能力ですの』
だから あいつらが爺さんになったワケか…
使えるのか使えないのか謎な異能だナ…
「奈々の異能は¨風¨まぁ、その名の通り 風を操る異能だな」
「へぇ…」
『¨風¨の異能の特徴は、絶対防御と破壊的な攻撃力…ということに なっています』
「奈々の異能の前では、平家の異能も無意味だからな」
ヘンタイの異能が…無意味…?
あいつアレでも¨コード:02¨なんだケド…
『あなた方の持っている異能と同じなのか…と聞かれたら、私は 素直にイエスとは、言えませんわね』
「え…?」
『そこは、またいつか お話しますわ』
オレ達とは違う異能?
どういうコトか聞きたかったケド これ以上聞くな、そういう空気で 聞くことができなかった…
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