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「前には 隻腕の始末屋、下がればハチの巣…万事休すってか?」

「この役立たず共が!!
異能が使えぬお前らなどに、護られるなんて ゴメンだ!!
病気のヒョロ男とチビ助は、おウチにお帰り、おハライ箱だ!!」


いやいや、桜チャン…おもいっきり、顔が嘘つく時の顔だから…


「桜小路さん!あぶ…」

「え…?」


桜チャンに向かって飛ばされた 無数の攻撃は、よけきれる量じゃなかった。
護れる人間がいない今、確実にハチの巣に なるところだったが…


『本当に…これだから、お調子者は困りますわ…こんな時にロストだなんて』


「奈々チャン…?!」

「奈々ちゃん…まさか、奈々ちゃんも…異能者なのか?!」










君も異能者?!


次から次へと飛ばされる攻撃は
跡形もなく消えていった…。







→あとがき

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