4
「前には 隻腕の始末屋、下がればハチの巣…万事休すってか?」
「この役立たず共が!!
異能が使えぬお前らなどに、護られるなんて ゴメンだ!!
病気のヒョロ男とチビ助は、おウチにお帰り、おハライ箱だ!!」
いやいや、桜チャン…おもいっきり、顔が嘘つく時の顔だから…
「桜小路さん!あぶ…」
「え…?」
桜チャンに向かって飛ばされた 無数の攻撃は、よけきれる量じゃなかった。
護れる人間がいない今、確実にハチの巣に なるところだったが…
『本当に…これだから、お調子者は困りますわ…こんな時にロストだなんて』
「奈々チャン…?!」
「奈々ちゃん…まさか、奈々ちゃんも…異能者なのか?!」
君も異能者?!
次から次へと飛ばされる攻撃は
跡形もなく消えていった…。
→あとがき
[ 42/82 ]