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オレ達が駆けつけたとき、すでに奈々チャンは そこにいて、敵と思われる 数人の男と向き合っていた。
あの、一番前にいる男 たしか…
『これは全て、あなた方の仕業ですか?』
「あぁ?」
『お客様、困ります。搭乗券もなしに ご搭乗された挙句、大事な乗客の皆様に乱暴をされては…』
ちょっと奈々チャン!!
コスプレごっこで、ふざけてる場合じゃないカラ!!
「ったく…
そこまでにしときな、始末屋サン
聞いたことがある、隻腕の始末屋…仕事の成功率は99.9%
一度だけ失敗した仕事で 腕を失くしたらしい…ってアンタでしょ?」
「オレは殺しの仕事を失敗したことはない…失敗したのはお前の方じゃろ?
なぁ…¨コード:ブレイカー¨大神 零」
「…久しぶりだな、春人」
おい!アンタ!!
¨コード:ブレイカー¨とか普通に言ってんじゃねーヨ!!
『二人はお知り合いですのね?
では、彼はあなたに差し上げます』
「なっ…?!…消え…た?」
いつのまにか 奈々チャンは、目の前から消えており、春人の背後に回り おもいっきり こっちに蹴飛ばした。
「春人さん?!」
「貴様…よくも!!」
春人の後ろにいた連中は、奈々チャンに向かって攻撃をしようとする…が
「…¨ジジババモード¨」
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