2





オレ達が駆けつけたとき、すでに奈々チャンは そこにいて、敵と思われる 数人の男と向き合っていた。

あの、一番前にいる男 たしか…


『これは全て、あなた方の仕業ですか?』

「あぁ?」

『お客様、困ります。搭乗券もなしに ご搭乗された挙句、大事な乗客の皆様に乱暴をされては…』


ちょっと奈々チャン!!
コスプレごっこで、ふざけてる場合じゃないカラ!!


「ったく…
そこまでにしときな、始末屋サン
聞いたことがある、隻腕の始末屋…仕事の成功率は99.9%
一度だけ失敗した仕事で 腕を失くしたらしい…ってアンタでしょ?」

「オレは殺しの仕事を失敗したことはない…失敗したのはお前の方じゃろ?
なぁ…¨コード:ブレイカー¨大神 零」

「…久しぶりだな、春人」


おい!アンタ!!
¨コード:ブレイカー¨とか普通に言ってんじゃねーヨ!!


『二人はお知り合いですのね?
では、彼はあなたに差し上げます』

「なっ…?!…消え…た?」


いつのまにか 奈々チャンは、目の前から消えており、春人の背後に回り おもいっきり こっちに蹴飛ばした。


「春人さん?!」

「貴様…よくも!!」


春人の後ろにいた連中は、奈々チャンに向かって攻撃をしようとする…が


「…¨ジジババモード¨」







.

[ 40/82 ]


back
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -