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「喋りすぎだ、バカ奈々」
『心配しなくても、彼らは¨エデン¨に報告なんてしないわ。まぁ、平家に多少 私がドヤされるくらいよ』
そんなことより、レイちゃんの だっさい決め台詞には、笑を耐えるのに必死だったわ。と言ってやれば
首根っこを掴まれ、地面に落とされた…
『なんて横暴な…こんな いたいけな少女を…』
「中身は、お転婆お嬢様だろうが」
『うるさいわよ、ゲス子』
「あ゛ぁ゛っ?!」
『あら、怖い』
私は、もう一度 地面に落とされてしまった。
言っておくけど、Mじゃないわよ?
『あの珍種の少女、私 好きだわ』
「おぉーおぉー、今後も関わる気満載だな、このお転婆お嬢様は」
『平家を説得しなければね』
まぁ、先に 関われと言えるような行動をしてきたのは、あっちなのだから 問題ないでしょう。
「なーに考えてんだかね、コード:02」
『時期が来たのでしょう。彼の¨理想郷¨を復活させる為の』
「あっそ」
¨理想郷¨是非とも見てみたいわね。
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