やぁ！俺はリー・ジョーダン
俺には最近とっても大きな悩みがある。それは…
「今朝、眠そうに目をこすりながら談話室に降りてきたナナなんて、本当に最高だったぜ！！」
悩みの原因…それは、悪戯大好きウィーズリーの双子の片割れ、ジョージ・ウィーズリーだ。
こいつ、ナナにお熱なんだ。
それだけならまだよかった。ナナに熱あげてるやつなんて ホグワーツにはクソほどにもいるからな。
ただ、こう毎日ナナについての話ばかり、しかも話のほとんどは ジョージのストーキング話だ…
この前は、ハッフルパフの奴が汚らわしい手でナナの肩を抱いただとか、レイブンクローの奴が 図書室でナナと一緒に勉強する約束をしただとか…とにかくキリがないんだ。
延々そんな話しされてちゃあ、こっちはノイローゼになりそうだぜ…
「ジョージ！！」
「フレッド、どこ行ってたんだよ」
突然乱暴にドアが開いたかと思えば、そこに居たのは フレッドだった。
あぁ〜俺の救世主、フレッド・ウィーズリー様…もう俺はお前の片割れの相手はできない…後は頼んだぞ！
「ジョージとリーよ、聞いてくれ！！」
「どうしたんだよ相棒」
「…。(嫌な予感しかしない)」
「ナナは天使なんだ！！」
俺、こいつらと友達辞めたいナナ話で盛り上がる双子を見ながら
切実にそう思った。
→あとがき