私が1人今後に不安を感じていると、急にたくさんの拍手が鳴り響いた。
どうやら 1年生が入場してきたみたいだ。
「どれがアリアの妹な…」
途中で言葉を止めたウィーズリー…そりゃあそうだろう…
「ナナーっ!!今日も可愛いぞおぉぉぉぉぉおおおっ!!」異常者の叫び声…その先には 恥ずかしそうな顔をしながらこちらをみている我が妹…
私に どれが妹なのか?と聞かなくても 一目瞭然だろう。あの変態のおかげで。
あの変態蛆虫野郎の変貌ぶりが そんなにおどろいたのだろうか、ウィーズリーは二人とも黙ってしまった。
妹たちを見ていた私だったけれど、一言変態蛆虫野郎が 驚かせてごめんなさい。と謝るべく 視線をウィーズリーに向ければ、ある一点を見つめ 僅かに頬を赤く染めている2人。その視線の先には…
「はぁ〜…これは、蛆がだまってないわね…」
可哀想なウィーズリー…だけど、さすが 私の可愛い妹!!入学早々男を2人も落としたわ!!なんて思っている私も 相当な妹バカなのかもしれない。
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