シスコンだって恋をする!! | ナノ


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そして、昼休憩


この時間も 私にとっては、地獄だ。


「暁さんはさ、眼鏡とか かけないの?」

『かけません』

「じゃあさ、これ かけてみてよ」

『嫌です』

「そこを、なんとか おね…「神原秋人!!抹殺!!奈々様に近づくなぁぁぁぁぁ!!」


聖凪は、どこから持ってきたのか知らないけど、とっても切れ味の良さそうな包丁を持って現れた。


「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!ちょっと如月さん!!銃刀法違反!!」


そんな感じで、二人は 教室から飛び出し 命懸けの鬼ごっこを始めた…。


これで、やっと ゆっくりご飯が食べれる…なんて思わない。



だって…





「奈々は料理もできるのか」


そう、この男がまだいる。


うっとり といった顔でこっちを見ている 名瀬博臣…。


『これは、聖凪が作ってますよ』

「なんだこの弁当。不味そうだな」

『…………………。』


態度変わりすぎじゃない?
聖凪いたら、あなた 刺し殺されてたわね。


『私は、料理なんかできませんよ。
作ったものは全て原型をとどめていないし、真っ黒焦げになってしまいます』

「いや、問題ない」

『はぁ?!』

「奈々の手料理なら、どんなに黒焦げだろうと この世で一番美味いに違いない」


自信満々にそう言ってのける名瀬博臣

その自信は、どこから?



でも…



『あははっ、博臣先輩は とても 面白い方ですね』


そんな彼の ストレートな言葉と
まっすぐにぶつけられる想いが


なんとなく、嬉しいな


なんてことは 絶対にヒ ミ ツ vV







*変態と私*



「奈々が、ついに俺の名前を…/////」

『呼ぶのは、初めてでしたっけ?』

「あぁ…このまま家に連れて帰りたい//////」

『頬を染めてそんなこと言わないでください、変態』







→あとがき

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