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『ふふふっ…つーかまえたvV』
俺が、博臣に気を取られていると
少女は、右手を前に突き出した状態で笑っていた。
「きっ…君!!早く倒さないと!!」
『ご心配なくー、もう 詰んでるんで〜』
「は?」
『クラッシュ!!的な?』
彼女はそう言いながら 開いていた手を握った
「アア゛ァァァァ゛ァ゛!!!」
すると妖夢が苦しみだし 弾け飛んだ
思わず目をつぶってしまい
目を開けた時に、そこに 妖夢はおらず
代わりに彼女の手には妖夢石が握られていた。
『らっくしょ〜』
「さすがっス奈々様vV素敵っスvV愛してるっ…『聖凪?』
「はい!!」
『だ ・ ま ・ れ』
「は…はははははいぃっ!!」
何かすっげーあの子 怖い顔したような…
って、それよりも
「あ…あのー 君たち異界士…?」
「あぁぁ゛ぁ゛?!妖夢 倒したんだから
異界士に決まってんだろ?!
てめぇの脳みそは スカスカの麩菓子か!!」
こ…こわっ
なんか、さっきまでとキャラ違いすぎる…
『聖凪…その人たちは 一応 先輩なのだから、そんな 言い方をしては、ダメよ』
「了解っス!!」
「いや、一応ってなんだよ一応って!!」
失礼な奴らだな!!
美少女だけど!!
あの妖夢 倒した子、メガネかけたら さらに美少女!!
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