交換留学
『はぁぁぁぁ!?交換留学っ!?』
「ええ、貴女には"帝丹高校"に暫く行ってもらいます」
私がこのCODE:BREAKER(コード:ブレイカー)の世界に来て1年以上が経った
元CODE:BREAKER CODE:01の人見さんが起こした事件から暫く時間が過ぎ、落ち着きを取り戻し始めたある日……
コード:ブレイカー、CODE:02の平家将臣に帝丹高校に交換留学するように指令を受けた
『なんで私なの?零だって刻だっている じゃない!』
「誰もなまえさん、貴女一人でとは言っていませんよ?大神君と一緒に行ってもらいます。桜小路さんの事はその間私が護衛しますので」
『………わかった。でも、なんで帝丹高校に?』
「"工藤新一"は知っていますよね?」
『ええ、あの高校生探偵のでしょ?』
「最近彼の姿が突然見えなくなりましてね…まぁ、調べたところある組織によって体を幼児化させられて今は帝丹小学校に"江戸川コナン"として生活しているようですが…」
『あははっ!…刻がロストした時みたい!!』
「それでですね、彼はいくつか我々に関連のある事件にも首を突っ込んでいるんですよ。そこで大本命を潰すまで彼を護衛してもらおうかと思いましてね」
『なるほどね……面倒だな』
「文句言わないで下さい。貴女が2ヶ月前に工藤新一のことを格好いいと騒ぎまくった結果なんですから」
『え、2ヶ月前?』
"『工藤君格好良いよね!頭いいし』"
"「ここにも頭が良くてモテモテの格好良い男が居るジャン」"
"『……刻と工藤君は全然違うよ…やっぱ工藤君いいよね!』"
"「オレじゃダメなのかヨ!!」"
『あぁ…確かにしてた』
「……そういう事で、大神君と宜しくお願いしますよ」
『所で、零は了承したの?』
「最初は拒んでいたのですが、プラモデルの話を持ち出したらすぐに了承してくれましたよ」
プラモデル…零も単純過ぎるな
「ちなみに2年B組に行ってもらいます」
『え!そんなこと言っても私まだ高校1年生だよ?16歳だよ?』
「存在しない貴女が何を言っているんですか。戸籍が無いから年齢も無いでしょう?」
『あ、そっか』
「それではスペシャル☆フレンドシップで頑張って下さい」
私と零はこうして帝丹高校に交換留学する事になった
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