同居!?


「え、待ってるってことは……なまえと刻君は同居してるわけ!?」

いきなり、びっくりしたように園子が大声で叫んだ

『一緒には住んでないよ』

「でも待ってるって…」

『あぁ、刻は一人暮らしだから刻にバイト入った時は私がご飯作りに行くんだよ』

「なっ!!」

何故か園子が悲痛の声を上げる

それを横目で見てニヤリと笑う零

「ご飯も作りに行きますけど、たまに泊まりにも行ってるんですよ」

「「「「「とっ…泊まりぃぃぃぃ!?」」」」」

解散仕掛けた野次馬女子もそれを聞いていたらしく、一斉に悲痛の叫びを上げる

その様子を更に笑顔で見ている零

零……絶対楽しんでるな

「ちなみに今日も泊まるの?」

げっそりとした顔の園子が肩を掴んで聞いてくる

『刻次第だね』

園子もその周りの女の子達もぐったりしてしまった

そんな様子を見ていた蘭が園子を慰めていた

『あ、そろそろ園子と蘭に米花町案内してもらいたいなぁ』

「ええ、僕達はまだ良く分からないのでそうしてもらえると助かります」

とりあえずフォローはこんな感じで大丈夫だろう
零も合わせてくれたし…

「そうだね、そろそろ行こうか!」

「私が裏の裏まで案内してあげるわよ!」

途端に元気を取り戻した園子に少し驚いたが

私達はこれから遊ぶぞー!と元気良く学校を出た




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