フレンドシップ
地獄かと思うような体育館での自己紹介も終わり、やっと教室に来れた
教室でも軽く自己紹介をさせられたが、とりあえず落ち着いた
私と零は一番後ろの席で二人で並ぶ形になっていた
『やっと落ち着けたね…』
「あぁ…でも休み時間になればまた地獄だろう」
丁度零が言った時チャイムが鳴った
「ねぇ!二人とも同じ学校から来たんだよね?」
「何処に住んでるの?」
「大神君って格好良いよね!輝望高校でもモテてたでしょっ」
「名字さん、俺にアドレス教えて下さい!!」
来ましたよ……恒例の質問攻め
「そんな、僕なんかモテないですよ」
さらっと答えてる零…流石……
『すみません。あまり人にアドレスは教えられないんです』
「そっ…そうですか!すみませんいきなり…」
「二人ともバイトはやってるの?」
バイトという言葉に一瞬顔を曇らせる
「ええ、やっていますよ」
『私も』
「何のバイト?気になる!」
『"ごみそうじ屋"のバイトです。』
「僕となまえは同じバイトなんですよ」
「"ゴミ掃除"かぁ…いい仕事だね!あ、紹介遅れてごめんね。毛利蘭です。宜しくね、なまえちゃん、大神君」
毛利蘭……この人が平家の言ってた人ね
"「あぁ…毛利蘭という人がいますので、その人と特にスペシャル☆フレンドシップして下さい。工藤新一君の幼馴染みですから」"
"『了解、毛利蘭ね……マークしとく』"
"「宜しくお願いしますよ」"
『蘭さんですか、宜しくお願いします 。それから私の事は呼び捨てで構わないですよ』
「わかったわ!あ、なまえも大神君も私の事呼び捨てで構わないし、敬語使わなくていいから!」
『ありがとう。でも、零は元々誰に対してもこういう話し方だから気にしないで 』
「気を使わせてしまったのなら申し訳ありません。でも、ありがとうございます。宜しくお願いします、蘭さん」
とりあえずこんなもんでいいかな?
「あ、そうそう私の友達の園子も紹介するね」
「どーもっ鈴木園子ちゃんでーす!宜しくね♪私も呼び捨てで構わないから! 」
『わかった。よろしくね、園子』
「よろしくお願いします」
「ところでさ、二人とも米花町は初めてよね?放課後時間あるから案内しながら遊びに行かない?」
そう蘭が提案した
「良いですね、丁度僕達もバイト無いですし」
『OK!行こう!』
こうして放課後は蘭と園子に米花町を案内してもらう事になった
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