受験シーズン


お母さんが亡くなってから早1年半…
あれからいろいろと探ってみたものの何の手掛かりも見つからなかった

私も中3ということで高校受験しなければならない

修学旅行も終わってしまい、球技大会も終わってしまった

イベントで待つものは受験のみ

勿論受験する高校は決まっている

「え……江古田高校!?おっ、オメー俺達と一緒に帝丹受けんじゃねぇのかよ!」

『ちょっとうるさい!叫ばないでよねっ』

「だってよ…」

『だって何?』

「ずっと一緒にいると思ってたんだぜ?」

『誰が貴方のような推理バカと一緒に居るか』

「なっ……!?」

あーあ
ちょっとからかっただけなのに今にも泣きそうな顔しちゃって

『冗談よ、冗談!新一にはいろいろお世話になったし、感謝してる』

「なまえ……」

『江古田には行きたい理由があるの』

「そっか……頑張れよ!俺応援してっからな」

『ありがとう』

「学校が離れても俺達はずっと一緒だ……あそこはレベルたけーからな!……まぁオメーならすんなり入りそうだけど」

『新一…たまには良いこと言うじゃん』

「ばっ…バーロー!たまにはって何だよ!」

新一……ありがとね




|

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -