近付きたくて…


私の知らなかった唯一の人物…

"怪盗バロン"

彼女の正体は一体何なのだろうか








「………お……おい!なまえ!!」

『うわぁっ!?………って、新一?』

「テスト……名前呼ばれてっぞ?」

『あ………』

忘れてた この間の中間テストの返却してたんだった

「ぼーっとしてるなんて、熱でもあるの?」

『いえ、考え事をしてただけです』

先生に心配されながらも返却された

とりあえず、オール90点代はいったからいいか…

「なまえオメー何点だったんだ?」

『ん……』

「…………オール90点代!?」

「なまえまた学年1位取れるんじゃな い?」

「あったり前よー!!なまえが学年1位取らなきゃ誰が取るのよ!」

『ははっ…園子それはどうかな?』

あれから新一とはお互い名前で呼ぶ程仲良くなれた
蘭や園子とも親しくなれて、毎日が楽しい

「それにしてもなまえはどうやって勉強してるの?点数取れる勉強方教えてっ!!」

ははは… 蘭、そんなこと言われても元々高校生だったしね

でも何でここまで出来るのかはまじっく快斗のお陰かな?

黒羽快斗に憧れて、少しでも近付きたくて、小さい頃からマジックを頑張って、いろんな声を出せるように声のトレーニングして、必死に勉強して、運動もして…

そして今の私がいる

流石に怪盗にはなれないけどね

『じゃあ今度勉強会しよ?その時に教えるよ!』

「わかったよ!」

「あたしもいい?」

『全然OK!』

「あっ、ずりー!俺も!」

『"あっ、ずりー!俺も!"』

お得意の声真似で新一をからかってみた

「真似すんなよ!」

『"わーったよ、一緒にやろーぜ?"』

「なっ……!!」

「やっぱりなまえは声真似上手いねー!」

『ありがとう、園子!』

こんな感じで毎日が楽しくてしょうがない です!




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