中学生


ダムが決壊したように流れた涙はなかなか止まらない

「ほらほら、泣かないの!明後日入学式なんだから」

『ううっ……ぐすん……………………へ?』

にゅにゅにゅにゅっ…入学式だと!?

『あの……入学式って』

「ああ、知らなかったよねー!明後日はねなまえちゃんの中学生デビューなのよ♪」

な…なななななななななっ……なんですとぉ!?

ん?…ていうか中学生?中学生…中学生………中学生!?私高2のはずなんだけど!え?17歳だったよね!?

『せっ洗面所は?』

「この部屋出て右の扉よ」

走って直ぐ様洗面所へ向かい、鏡に向き合った

『…若返ってる……』

顔が子供っぽくなっていた

『はははははっ』

これはしょうがない
中学生もう一回やるか

私は二度目の中学校への入学を決めた




|

人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -