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「あの人に関わってはいけない…関われば必ず呪われ…」

「呪い人形って何?」

「このくらいの光は?」

光と馨は猫澤に懐中電灯を当てた。そして猫澤は人殺しと言い放ちその場に崩れ落ちた。それに怒るのは環だった。環は以前猫澤が持つベルゼネフを誤って踏んでしまってからよくない事が続いたと言うのだ。直後受けた試験ではわけのわからぬ呪詛如き文字が羅列させ、辺りは見知らぬ人間ばかりの異空間と化していたと。

「それは動揺したおまえが勝手にギリシャ語講座の試験を受けていただけだ」

「違う!呪いだ!その3日後の朝は何故か足が鉛の様な重い物体と化し」

「前日がマラソン大会だったろう、ね?」

「アホね」

何でもかんでも人のせいにするのは良くない。竜胆は呆れる様に環を見た。

「「…そういえば…猫澤先輩の悪口を言った者は×××が△○☆に…」」

「わー!ハルヒハルヒ!おとーさんの×××を見てくれェェ!」

「絶対いやだあああ!」

光と馨にだまされ服を脱ごうとする環。

「「…なワケないじゃん、バカじゃない」」

光と馨の標的は相変わらず環、そしてハルヒ。それは不動らしいが一々騙される環も環だ。が、環は怒りをこらえる事が出来ずに光と馨へ説教と二日間の接客禁止令、罰掃除を言い渡した。

「光、馨」

「「竜胆ねぇ。何?」」

「…今度は何をたくらんでいるのかなぁ?」

竜胆は不敵な笑みを浮かべて二人の側から離れた。

「やっぱ」

「竜胆ねぇには」

「「敵わない」」




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