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「「うるさいな!あんたらに関係な…」」

「待て。彼女達の言う通りだ。別に環との事だけが原因じゃないが…ハルヒの性別を偽り続ける事にいつか限界が来るのは確かだろう」

「「だからって今更どうしろって…」」

「…しかし、その件でこの間からちょっと引っかかってる事がある」

引っかかっている事って?そう聞く前に目の前からヅカ部はいなくなっていた。そして竜胆も。

「ちょっと!離してよ!貴女達の言い分は分かってるわ!私達だってちゃんと考えてるわよ!」

「なら、君はどうするんだい!?」

「…わ、私は、それでもやるしかないのよ!」

だから手を放せー!ヅカ部の三人は竜胆の手を引いてハルヒと環を追いかけ、その後ろをホスト部員達が追いかけていた。環がマジックとして仕込んでいたネタは最後に鳩を出す事。それによって環とハルヒは無事にヅカ部の追っ手を撒く事に成功した。

「キャー、ハトが…」

崇が口笛を吹くとハトは喜んだ様に崇に集まっていくが、もう一つにハトの集りがあった。

「………はあ…」

竜胆は大きく溜め息を吐いた。頭の上から肩、周りにはハト。

「…鏡夜。お願いがあるのよ」

「…ハトを退けろと言うのなら俺じゃなくモリ先輩に頼んだ方が適任だろ」

「………違うわよ、バカ。……はあ…」




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