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「優紀ちゃん、髪!?」

あの後正直優紀に会うのは気まずいと思った。だけれど、ここまで見届けたのなら全部受け入れようと思い、決心して優紀に会ったのはよいものの、優紀の髪はさっぱり短くなっていた。

「変?」

「へ、変じゃないけど…どうしたの、髪切るなんて…」

「つくしにも話してないんだけど、光ちゃんには言うね。聞いてもらってたから」

光はピンと背筋を伸ばした。

「あたし、西門さんが約束していたビルを見つけたんだ。そこにはね、その女の子が西門さんに当てた告白文があった。……でね、あたしは今度すごく良い恋をしようと思った。大事な恋」

「……うん」

優紀の言う事は正直そこまで理解出来なかった。そのビルを見つけて、どうしてそこで次の恋を探すのかそれが理解出来なかったのだ。きっと西門は喜んだか悲しんだか、それにしても何かしらのきっかけにはなったはず。それをどうしてもう諦めるの?優紀ちゃんにはチャンスがあるじゃない。そう思っても光には何も言えなかった。

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bkm
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