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「わ、あきらさん髪がストレートだ!前のふわふわも素敵でしたけど、ストレートもお似合いですね〜格好良いです」

「そう?あんがと」

久しぶりに会った美作の髪型はストレートになっていたのだ。あの天然のパーマも好きだったのだけれど、やっぱり格好良い人はどんな髪型をしても格好良いとしみじみ思った。そして今日は道明寺を励ます会。親しんだメンバーで久しぶりの夜遊びだった。

「誰誘ったんです?」

「俺らだろ。類は今こねーから寝てっかも。で、和也と桜子とシゲル」

「道明寺さんは?」

「声はかけたぞ。ちゃんと来りゃ良いけどな」

少しは落ち着いたのだろうか。私は道明寺さんが荒んでいる時の事を知らない。だからこそ今すごく怖く思える。まるで別人のように見えなくもない。

「あ、西門さん、美作さん〜!宮永先輩も!今日はお誘いありがとうございます〜」

桜子の後ろには和也が居た。手を振って自然と席に座って少しの談笑。

「宮永先輩ってそういう服着るんですね、なんかすごい意外。典型的なお嬢様の清楚系だと思ってたから」

「え、三条さん光ちゃんの男子百人斬りの噂知らないの?」

いやいや、和也君。それは言っちゃいけない。その時の主犯が桜子なのだから。光と桜子は視線を逸らした。

「これ似合う?総二郎さんに選んで貰ったの」

クラブ用ではないが、光が今まで着て来なかったような服。フレアのミニスカートと薄手のカットソー。胸元が開いていて少し涼しい。足元はヒールの高いパンプス。これはパーティーで使い慣れているから足はそこまで疲れない。

「…あの、私思ってたんですけど、宮永先輩と西門さんって一体どんな関係?噂になってるけど」

「一応、婚約者。でも、正式に発表はしていないので内密にお願い致します」

「えぇ!?そうなの!?うらやましー!まさかあのF4と婚約!?」

そこにやっほ〜と元気な声がかかった。

「ほーんと久しぶり〜元気だった!?シゲルちゃんだよ〜」

久しぶりに見たシゲルは以前となんら変わり無かった。

「美作くん髪型かえたのーね、またジェットコースター乗りにいこーよ」

「絶対にいやだ」

「なら、光と行くからいいよ、ね、今度またジェットコースター巡りしない?世界有数で怖いって言われるジェットコースターやりに!」

「あ、行く行く!」

信じらんねぇ、という目の美作。一方シゲルと光はいつにしようかともう既に決定事項だった。

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