とある日の宇治抹茶(1/1P)
──宇治抹茶控え室
「なぁ、隆やん……芸恋に眼鏡キャラは2人もいらんと思わんか…?」
「はっ??(゚◇゚;)」
「眼鏡キャラは俺だけでえぇと思うねん!」
「何言い出すねん、いきなり……(-_-;)」
「だって…だってな、隆やんっっ―――――(⊃Д`)゚・゚
何や、最近…【山田さんって素敵】【あの眼鏡が萌える】【眼鏡と言えば山田さんよね】……なんて声がチラホラ聞こえてきよんねんで?
おかしいやろ?俺かて、眼鏡キャラやねんぞ!?」
「………………(-_-;)
そら、お前のスーツが抹茶色だからや!!現実にこんなん着てる奴、おったら引くやろ。そ〜や、そ〜や!そのスーツのせいや!!間違いない!!!だから、何も気にする事あらへん。以上、終わり!!!」
「なっ…Σ( ̄◇ ̄;)
酷いわっ!俺は真剣に悩んでんねんでヽ(*`Д´)ノ」
「はぁ〜……面倒くさいやっちゃな(-_-#)どないせぇっちゅーねん!?」
「どっちが男前のイケメン眼鏡か白黒ハッキリさせたる!!KING OF 眼鏡はこの俺や!!!」
(こいつ……正真正銘のアホやな…)
「……で、それをどうやって証明するん?」
「美羽ちゃんに判定してもらう♪」
「……………( ̄▽ ̄;)慎……公平も何も…ただのちゃんの好みの問題やん……」
「えーのっ!!!美羽ちゃんに選んでもろたら、他の子たちが束になっても敵わんの!美羽ちゃんの一票は最強やねん!!」
「はい、はい、さいですか…。ほんなら、美羽ちゃん呼んできましょ…」
☆
「どうしたんですか?突然…」
「あぁ…急にすまへんな。取り敢えず、椅子に座ってもろてええか?」
「美羽ちゃん……山田と俺…どっちがイケメン眼鏡やと思う?」
「……はいっ?(゚◇゚;)」
(せやろな……真っ当な反応やわ…)
「取り敢えず、何も聞かんと答えてくれんか!?このアホ、さっきから煩いねん…」
「えーっと…そうですね………どっちもそれぞれ似合っていて素敵だと思いますけど…」
(まぁ、心優しい美羽ちゃんならそう言うわな…)
「美羽ちゃん!山田に遠慮せんと、ハッキリ言って欲しいねん!!」
(山田に勝つ前提発言かいな)
「う〜ん…いいんですか?本当に言っちゃって…」
「おう!バシッと言ったってや!!」
(………慎、もしかしたら、美羽ちゃんは…)
「――――――――山田さん…」
(あぁ…やっぱり…(~_~;))
「実は―――…まだ、内緒なんですけど、最近山田さんと付き合い始めたんです///あの、眼鏡越しの瞳に見つめられちゃうとキュンとしちゃうんですよね…――――キャッ、言っちゃった(*´艸`)」
………(゚Д゚*) ←注:慎
(あ〜あ…慎の奴、固まっとるわ…)
「あ、あれ…慎之介さん?」
「美羽ちゃん、ありがとうな。KING OF 眼鏡の称号は山田さんにあげるわ…って伝えておいてな」
「……????はい、分かりました…じゃぁ、私はこれで―――…」
☆
「隆や〜ん゚・゚(ノД`)゚・゚」
「おっ、トリップから戻って来よったか?」
「美羽ちゃ……美羽ちゃんまで、山田の毒牙にぃぃ〜(ToT)やっぱり…KING OF 眼鏡は山田なんか…orz」
(ホンマにアホやな…。山田がそう言われるようになったんはきっと……)
…イジイジ(〃_ _)σ‖
↑注:慎
(――――美羽ちゃんを想っとるからや……今まで堅物だった山田があんな柔らかい顔しとったら、女の子たちは騒ぐやろ…慎には到底出来ん顔や)
…イジイジ(〃_ _)σ‖
↑注:慎
「…………………(-_-;)だぁぁぁぁぁ――――!!いつまで、イジイジしとんねん!ヽ(*`Д´)ノ」
「…ひ、酷いわ、隆やん……俺、今…心に傷を負ってんのやで…(;_;)」
「そんなん、いつもの事やろ?もう、慰め飽きたわ…――――それに…KING OF 眼鏡が駄目なら、芸でテッペン取ったらええやん。元々、本来はそこやろ?」
「w(゚ O ゚)w!!!―――――隆やん、賢いな!!
そうやんな…芸でテッペン取ったら、モッテモテやな(*´艸`)」
(あ〜…俺、何でこないな奴とコンビ組んどんのやろ…(-_-;))
「さっすが!!俺の相方や!
(≧∀≦)ほんなら、今日の収録も力入れんとな!」
(――――何や…ヤル気になっとるみたいやし…グラドルの子が慎に惚れてるっちゅー事はまだ内緒にしとこか―――――…)
KING OF 眼鏡の道は果てしなく遠い――――――…
────とある日の控え室での
下らない出来事───────
(そう言えば…芸恋って何や?)
-fin-
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