とある日の宇治抹茶
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──宇治抹茶控え室









「なぁ、隆やん……芸恋に眼鏡キャラは2人もいらんと思わんか…?」





「はっ??(゚◇゚;)」





「眼鏡キャラは俺だけでえぇと思うねん!」





「何言い出すねん、いきなり……(-_-;)」




「だって…だってな、隆やんっっ―――――(⊃Д`)゚・゚
何や、最近…【山田さんって素敵】【あの眼鏡が萌える】【眼鏡と言えば山田さんよね】……なんて声がチラホラ聞こえてきよんねんで?
おかしいやろ?俺かて、眼鏡キャラやねんぞ!?」






「………………(-_-;)
そら、お前のスーツが抹茶色だからや!!現実にこんなん着てる奴、おったら引くやろ。そ〜や、そ〜や!そのスーツのせいや!!間違いない!!!だから、何も気にする事あらへん。以上、終わり!!!」





「なっ…Σ( ̄◇ ̄;)
酷いわっ!俺は真剣に悩んでんねんでヽ(*`Д´)ノ」




「はぁ〜……面倒くさいやっちゃな(-_-#)どないせぇっちゅーねん!?」







「どっちが男前のイケメン眼鏡か白黒ハッキリさせたる!!KING OF 眼鏡はこの俺や!!!」






(こいつ……正真正銘のアホやな…)



「……で、それをどうやって証明するん?」







「美羽ちゃんに判定してもらう♪」





「……………( ̄▽ ̄;)慎……公平も何も…ただのちゃんの好みの問題やん……」





「えーのっ!!!美羽ちゃんに選んでもろたら、他の子たちが束になっても敵わんの!美羽ちゃんの一票は最強やねん!!」






「はい、はい、さいですか…。ほんなら、美羽ちゃん呼んできましょ…」




























「どうしたんですか?突然…」




「あぁ…急にすまへんな。取り敢えず、椅子に座ってもろてええか?」








「美羽ちゃん……山田と俺…どっちがイケメン眼鏡やと思う?」






「……はいっ?(゚◇゚;)」






(せやろな……真っ当な反応やわ…)




「取り敢えず、何も聞かんと答えてくれんか!?このアホ、さっきから煩いねん…」








「えーっと…そうですね………どっちもそれぞれ似合っていて素敵だと思いますけど…」









(まぁ、心優しい美羽ちゃんならそう言うわな…)






「美羽ちゃん!山田に遠慮せんと、ハッキリ言って欲しいねん!!」






(山田に勝つ前提発言かいな)








「う〜ん…いいんですか?本当に言っちゃって…」





「おう!バシッと言ったってや!!」








(………慎、もしかしたら、美羽ちゃんは…)



















「――――――――山田さん…」







(あぁ…やっぱり…(~_~;))





「実は―――…まだ、内緒なんですけど、最近山田さんと付き合い始めたんです///あの、眼鏡越しの瞳に見つめられちゃうとキュンとしちゃうんですよね…――――キャッ、言っちゃった(*´艸`)」








………(゚Д゚*) ←注:慎







(あ〜あ…慎の奴、固まっとるわ…)









「あ、あれ…慎之介さん?」






「美羽ちゃん、ありがとうな。KING OF 眼鏡の称号は山田さんにあげるわ…って伝えておいてな」





「……????はい、分かりました…じゃぁ、私はこれで―――…」



























「隆や〜ん゚・゚(ノД`)゚・゚」




「おっ、トリップから戻って来よったか?」







「美羽ちゃ……美羽ちゃんまで、山田の毒牙にぃぃ〜(ToT)やっぱり…KING OF 眼鏡は山田なんか…orz」







(ホンマにアホやな…。山田がそう言われるようになったんはきっと……)









…イジイジ(〃_ _)σ‖
↑注:慎








(――――美羽ちゃんを想っとるからや……今まで堅物だった山田があんな柔らかい顔しとったら、女の子たちは騒ぐやろ…慎には到底出来ん顔や)








…イジイジ(〃_ _)σ‖
↑注:慎






「…………………(-_-;)だぁぁぁぁぁ――――!!いつまで、イジイジしとんねん!ヽ(*`Д´)ノ」






「…ひ、酷いわ、隆やん……俺、今…心に傷を負ってんのやで…(;_;)」





「そんなん、いつもの事やろ?もう、慰め飽きたわ…――――それに…KING OF 眼鏡が駄目なら、芸でテッペン取ったらええやん。元々、本来はそこやろ?」






「w(゚ O ゚)w!!!―――――隆やん、賢いな!!
そうやんな…芸でテッペン取ったら、モッテモテやな(*´艸`)」







(あ〜…俺、何でこないな奴とコンビ組んどんのやろ…(-_-;))





「さっすが!!俺の相方や!
(≧∀≦)ほんなら、今日の収録も力入れんとな!」








(――――何や…ヤル気になっとるみたいやし…グラドルの子が慎に惚れてるっちゅー事はまだ内緒にしとこか―――――…)












KING OF 眼鏡の道は果てしなく遠い――――――…














────とある日の控え室での
下らない出来事───────












(そう言えば…芸恋って何や?)

















-fin-


bkm
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