お祝い編(3/7P)
〜京介side〜
目に入れても痛くない
可愛い可愛い
俺の彼女の美羽ちゃん
彼女が望む事
彼女の願いは
何だって全部、俺が叶えてあげたい
えっ?甘やかし過ぎだって?
いいんだよ
―――だって、俺だけの“お姫様”なんだから…
*
───京介宅
「はいっ!じゃぁ、これに着替えれば、あとは準備完了♪」
「オイ。本気でコレ着んのかよ…」
「往生際が悪いですよ?白鳥さん。一度引き受けた事は責任持ってして下さいよね」
「……チッ、分かったよ!やりゃぁいいんだろ?やりゃぁ!!」
「相馬さんの方は、準備は……………出来てますね。家に来た時からその格好ですもんね(-_-;)」
「あぁ。俺はいつでもバッチリだよ、中西君(´∀`)b」
「逆にちょっと不安なんだけどな……」
───ピンポーン…
「あっ!来た♪じゃぁ、宜しく頼みますよ」
───ガチャッ…
パーン!!
パンパーン!!!
「キャァァァ!!」
「美羽ちゃん、誕生日おめでと〜!!」
玄関を開けた美羽ちゃんを、クラッカーを鳴らしてお出迎え
「び、びっくりしたぁ〜…腰が抜けるかと思ったぁ〜…」
「ははっ。驚かせてごめんね、美羽ちゃん」
「それより京介君、その格好///それに隼人さんまで……」
目の前の光景に驚いて、目がまん丸になっている美羽ちゃん
「中西に、お前の誕生日をこの格好で祝ってやって欲しいって頼まれたんだよっ///でなきゃ、こんな衣装……」
「京介君…私が言った事、覚えててくれたの?」
「当たり前でしょ?美羽ちゃんがこのCMが大好きで、この衣装を着た俺と白鳥さんに挟まれてお祝いされた〜い!って言ってたのちゃ〜んと覚えてるよ」
「京…介く……(>_<。)」
感極まった美羽ちゃんは、キュッと俺に抱き付いた
そんな美羽ちゃんが可愛くて可愛くて、俺は彼女にベタ惚れなんだ
「美羽ちゃん、今日は楽しもうね?」
「うん。京介く……キャッ!!
Σ(゚□゚ノ)ノう、後ろに何か!!」
美羽ちゃんは咄嗟に俺の腕にしがみ付き、怯えた表情を見せた
「大丈夫だよ、美羽ちゃん。相馬さん!そんなとこに隠れてないで出てきて下さいよ!」
壁┃ω`)))) スススッ…
「Σ(/д\*)キャッ!ゴリマッチョ!!」
白い覆面を被り、若干食い込んでるビキニパンツ姿の相馬さんが、おずおずと現れた
「相馬さん…何で隠れてんですか?」
「いや、ほら…俺はCMでも出演がシークレットになってるから隠れてた方がいいかなって……」
じゃぁ、最初から家に来るなよ…(-_-;)
「実はね、美羽ちゃん。白鳥さんに今日の誕生日の事お願いしてたら、相馬さんが立ち聞き……いやっ、偶然通りかかって、是非美羽ちゃんの誕生日を一緒にお祝いしたいって言ってくれたんだ」
本当はやんわり断ったのに、空気読めないからな……この人
「そ、そうなんだ…相馬さん、わざわざ有り難うございます。相馬さんも、ゴリマッチョの方で出演されてたんですね?全然、分かりませんでした…」
「まぁ、ほらシークレットだから(´∀`)b」
そこ、やけに強調するけど…喜ぶとこか?
「なぁ…どうでもいいけど、早く中入ろうぜ」
「あ…そうだね。ごめんね、美羽ちゃん!さぁ…どうぞお姫様♪」
白鳥さんの言葉に仕切り直しをし、スリッパを美羽ちゃんの足元に置いた
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