「すいか」

「カフェオレ」

「レッ……レア」

「レア?」

「めずらしいってことだ!」

「ふーん。あられ」

「あられ…れ…れ…霊界…」

「れいかい?なにそれ」

「エンジュジムのやつらが好きそうなところだよ…」

「…ふーん」

「あっ!おまえ笑うなよ!」

「だって…グリーン苦し紛れすぎ…はは。まあいいや。いわなだれ」

「また"れ"かよ!おまえ性格悪いぞ!」

「あはは、グリーンが弱いんだよ」

「うるせえ!」

「はいはい。僕の勝ちかなー」


恨めしそうにこちらを見るグリーン。
僕は余裕の笑み。
ひくい唸り声をあげながら、しばらく考えをめぐらせた彼の口から出た言葉は。


「…レッド」

「(僕の名前?)…ドレス」

「……」

「……」

「……」

「僕の勝ち?」

「……」

「……」

「……すき」

「!!!」


めったにそんなこと言わないかわいい僕の恋人が、ほんとうに恥ずかしそうに頬を赤く染めて、でもこちらをじっと見て言うので。
そのくちびるに思いっきり吸いついた。


(キス!)












しりとり
たまにはしりとりもわるくないね