【パラディノワール(花庭譚)】

□「紅の蓋」シリーズの人物
夏渟「紅の蓋」シリーズの人物めも。話の進行に迷ったときに。
若干ねたばれあり。

■迦眩(かくら)
半人半花精。あいの子。
碩舎の学生で、両親とは死別、妹が一人いる。親を失った後は、親戚筋の養父母の元で育った。「緋旗」と称される、旗人でも最下位の家の出。
枯れ草色の髪と、薄く黄味の掛かった目、白い膚は花精である父親譲り、顔の造形は至って凡庸。目つきが若干悪い。
母は花護、父が眩草(くらら)の花精だったが、花護の才はなく、花精としても半端な力しか持たない。


■燕寿(えんじゅ)
花護。ただしつがいはいない。
碩舎の学生。兄(旺寿)、姉(安寿)のほか、腹違いのきょうだいが複数。
黒髪黒目の美青年。夏渟の筆頭階級「正朱旗」倫(りん)の出身で、国試に首席で合格している。身が湾曲した、秋廼作りの刀を持つ。
王位を約束する「戴天(たいてん)」の相、どんな花精とも相性のよい「万目(ばんもく)」の相を有している。迦眩とは同じ碩舎の同学生だが、身分のこともあり、直接の交流はなかった。


■空戒(くうかい)
花護。ただし、つがいはいない。
碩舎の学生。兄が二人いる(範戒/是空)。
迦眩の親友。裁事を司る貴族階級「紅旗」の出身。
茶鼠色の髪に、黒に近い紺の目。髪毛はやや長め。刀身の短い剣鉈を二振り佩いている。


■旺寿/倫旺(おうじゅ/りんおう)
梔子(くちなし)の花護。つがいは清冽。
倫家の跡取りとして、家名から一字を取った「倫旺」の名を赦されている。
やわらかな狐色の髪に、同色に近い目。
燕寿の兄。とかく弟と比べられるが、夏渟においても上位に入る優秀な花護。


■清冽(せいれつ)
梔子(くちなし)の花精。つがいは旺寿(倫旺)。
肩まで垂れる白い髪、黄緑の目。長身。花精らしい、端正な外見の持ち主。
燕寿曰く「図々しい」性格をしている。旺寿に命じられ、燕寿の世話も焼いている。


■安寿(あんじゅ)
桔梗の花護。
「つるぎの娘」「白桔公主(はっきつこうしゅ)」と仇名される花護。
燕寿の姉であり、旺寿の妹。

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