花精と神、蟲
【花精】
草木花樹の精。基本的に見た目は人間と変わらないが、総じて美しく、突飛な目や髪の色をしているものも居る。少なからず種族の外観に関係している模様。
一つの種族に一つの花精が存在し、枯れた(死んだ)後も次の花精に基本記憶が継承される。雄と雌がある。
花精は自らの属する季節に関係する力を使い、花護の能力を増幅させることができる。
首の周りに「花紋」と呼ばれる細かな首輪状の模様があり、花護が居る花精はここに、つがいから貰った首輪を付ける。花護の居ない花精は「野良」と呼ばれる。
野良の花精の中では、人の衣服を着て躰をひさぐものも居るため(飾窓/しょくそう)、花精が人間の恰好をするのはとても危険。
【庭師(神)】
世界の創造維持を担っている存在。
人は「神」と呼ぶが、花精たちは「庭師」と呼んでいる。
四つの国をそれぞれ、四柱の庭師が守護している。人の前に姿を現すことは極めて稀。脇侍(わきじ)と呼ばれる番(つがい)を持つものも居る。
【蟲】
人間と花精にとっての天敵。虫とは区別される。
巨大な昆虫の姿をしており、種族も様々。人や動物は勿論、花精も襲う。
強力なものは土地を喰い、世界を貪るとすら言われている。
蟲に喰われた花精は、しばらく次代の花精を失うこともある。花精の立たない種族は絶えると言われており、花たちにとっては不倶戴天の敵。
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