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愛を伝える5文字の言葉(ワニル)


※パロ・微エロ注意報



小さなガキだった。
まだ十代で、成長しきっていない少年だったのだ。
触れた肌は白く滑らかでまるで絹のような感触だった。
漆黒の髪はさらりと頬を撫で、幼い顔に嵌められた大きな瞳はまるで宝石のようだった。
通った鼻筋を辿ると小さいが赤く熟れた唇があり、思わず噛み付くように吸い付く。
細い体はまるで女のようで、手足は得に折れそうだった。
押さえ付け無くても抵抗する気はないようで、寧ろこちらに絡まるように伸ばされる手を思わず握る。
打ち付けた欲望を受け入れる姿はまるで処女のような初々しさを覚えるが、彼を抱くのはこれで何度目だったかと思い出そうとしてやめた。



「…っ………ぁ!」



声は耳に届くと心地好く広がり、まるで反響するかのように脳ないに響き渡った。
イイところをあえて避けてやると、切なげにこちらを見上げるので結局望む場所にくれてやる。
のけ反る首が剥き出しになり、思わず食らいついた。



「あ、…っんン……そこ。そこもっと……!」



そんな声で求められれば叶えてやろうと思ってしまうのは男の本能かも知れない。
限界まで引き抜いて奥深くまで突き刺して。
きゅうきゅうと締め付けるそこは暖かく心地好い。
そしてまるで獣のような貪り合いの行為の後は、その少年を甘やかしてやるのが日課だった。



「せっくすはいたいけど、おわったあとのわにはやさしいからだいすきだ」



その台詞が聞きたくてこんな風に自分らしくない行動してるなんて、誰かに知られたら大変である。
でも。



「だいすきだ、わに。わにはおれのことすきか?」




彼は愛してるとは言わない。
決して言わない、誰にも言わない。
だから。



「……ふん、当たり前だろう馬鹿が」



自分は決して彼への気持ちを言葉にしないのです。

















愛を伝える5文字の言葉

(伝えたい、伝えられない、伝えてはいけない)











END

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ちょっぴり報われない感漂う鰐ルが好き!






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