題 | ナノ






頭が真っ白になった。
だって、とか言いたくないが、だって突然だったのだ。
寝ていると思ったルフィと何故か視線が合って、気付いたら引き寄せられてキスしていた。
少しばかり乱暴だったけど、でもそれは滅多に自分からしてくれないルフィにしたら大きな進歩。
調子に乗って自分も舌なんか入れちゃったりして、ああなんてお盛んな年頃、てな感じでそのままがっついてしまった。
漏れる吐息に、ああコイツ勝手に冷蔵庫からビール飲んだな、と感じる。
だからこんなに積極的なんだと思うわけで。
でも中々進歩しなかったこの関係を進めるためには今を逃したらおしまいだと思ったのよ。



「え、すぅ」



あんまり呂律が回らない声でしがみついて俺の名前呼んだりして可愛い奴。
場所がソファーとかで本当申し訳ないんだけど、一回ここで抜いてからゆっくりベッドインしようと思います。
ああどうか、明日ルフィがすべて忘れていますように。





初めて身体を重ねた

(ただ快楽を得るだけの行為なんて嫌じゃないか)





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