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刹那的な永遠を君と


サボルで学パロ設定。
ちょっといやんな雰囲気と、ルフィがいやんな子。
サボ誕生日おめでとう!文です。












サボは本日、不本意ながら居残りをしていた。
たまたま寝付けなくて、たまたま眠くて、たまたましてしまった完璧な居眠りが教師にバレたからである。



「まったく。昨日エースが明け方まで飲ませるから……」



などと、せっかく祝いに来てくれた相手だがぽつりと愚痴ってしまう。
でも、それでも数少ない親友なエースが、あの可愛がって止まない弟を一人家に残してまで祝いに来てくれたのだからこれ以上言ってはいけないと思う。
別にルフィも連れて来ればよかったのにと呟きながら、足は鞄を置いてきた教室へと足早に向かっていた。



ガラリ――…



日も暮れて生徒が殆どいなくなった廊下で、一つ扉が乱暴に開く。
中から出てきたのは制服がだいぶ着崩れた男子生徒。
教室は……確かここは空き部屋だった筈。



「また今度可愛がってやるよ」



中に誰かいるのか、吐き捨てるように言葉を発する男子生徒をマジマジと見つめる。
すると相手も自分に気がついたのか、じっと見つめてきた。
が。



「お、お前確か生徒会長のサボ……ッ!?」



まさか見ず知らずの人間に名前を呼ばれるとは思わなかったよ…なんて顔をしてやると、相手はみるみるウチに蒼白になっていった。
まぁ自分は生徒会長なんて立場だから当たり前か。
そんな自分から逃げるように走り去って行くのを見つめつつ、声をかけた教室内を見つめる。




「誰か…いるのか?」



思わず声をかけるが、中に誰かいる保証なんてなかった。
が、その声に反応したのか中から声が聞こえた。
中はカーテンが敷かれ、夕方をとっくに過ぎた今では室内は暗い。



「あぁ……なんだサボか」



それでも俺は聞き間違えたりする筈がない。
だってその声は自分が一番愛している人間の声だから。
確かめなければ。
恐る恐る締め切られたカーテンを開き、窓から少し光を差し込ませる。



「なんだ、次はサボか?」



広がる光景は、信じられないモノだった。
空き教室の机に仰向けに寝転がる体。
衣服は全て床に捨て去られており、四肢はダラリと机から垂れ下がっている。
隠すことなく広げられた脚の間からは、あの独特の液体と臭い。



「いいよ……まだ大丈夫だから」



ゆっくりと上半身を起こし気怠げに髪を掻きあげる姿は、いつものアイツからは信じられない姿だった。



「ル、フィ……?」

「確かサボ昨日誕生日だったよな。エースにお願いしたのに連れていってもらえなかったからさ」

「なに、を」

「俺にあげられるプレゼントなんてこれくらいしかないけど、受け取ってくれる
よな?」



その姿が信じられなくて、否定したかったのに。
俺は自分に絡み付く腕を振りほどく術を知らず、欲望のままにアイツに貪りついたんだ。

















刹那的な永遠を君と

(はっぴーばーすでー、さぼ)














END


プレゼントはわ・た・し☆をやろうとして路線を間違えました(爆)

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