モアプリ!
(向かって)右の人は、イメチェンを図った末に美白に成功した千歳ではありません。幸村です。
左の人については、特に言及しない方向で。ただこれだけは言わせて欲しい。
幸村も真田(特に)難しい……!
そんなわけで今絶賛モアプリプレイ中です(これより下はネタバレ含みます)。
テニスの王子様たちを、学園祭という大義名分の下にこますことが出来る乙女ゲーの存在は以前から知っていたものの、しかし私と言えば存在こそ知っていれど妙なこっ恥ずかしさからプレイすることを避けていたため、今回のもっと学園祭の王子様で初めてプレイしました。なんていうのかな、腹を括ったって感じです。どうにでもしてくれい!
ついに私もここまで来たのか。感慨深いです。
テニスの王子様は本当に色んな間口があって、こちらの抵抗を無視してどんどん新しい扉を開けてくれます。ありがとうございます。そんなテニプリが私は大好き。
ところで感想を書く前に跡部にひとこと物申したいんですけど、彼はなんで比嘉の子たちだけを合同学園祭に誘わなかったのでしょうか?
四天っこには抜かりなく召集をかけており、抜かりなく他キャラが登場しない理由まで設定されているというのに(みんなS1予選で忙しいんだってさ!)、比嘉っこに関してはスルー。話題にも上らないって言う。
優勝商品にウィンブルドン観戦と宿泊交通費?をどんと用意するお金があるんだから、同じ日本列島にいる沖縄っこを呼び寄せるなんて、跡部の財力を持ってすれば容易というか、朝飯前じゃないの…?な、なんで?
非常に強く疑問に感じたのでこの場で書いておきます。同じことを思った人、絶対いるはず。きっといるはず。
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今のところ青学のリョーマくん、山吹の壇くん、四天宝寺の三人、宍戸さん以外の氷帝メンと、あとは立海レギュラー陣をコンプしました。
おっといけね、コンプではありません。ジャッカルだけはノータッチです。
なんかねぇ、どうやら小波さんの手違いなのかな?それともうっかりなのかな?どうしたことか立海はジャッカルだけが攻略対象ではなかったんですよねぇ。これってなんかの手違いでしょ?
忍足→白石→仁王くん→丸井くん(以下略)という順番でクリアしていったんですが、仁王くんを転がそうとして返り打ちにあっている(要するに転がすつもりが転がされ翻弄されてしまった)最中、ちらっちら覗くジャッカルの隠し切れない人の良さとそれゆえ一身に損しているであろう可哀想な感じが私の食指をビシビシと刺激していまして、仁王くんをクリアしたらジャッカル!ジャッカルにトライする!って息巻いていたんですけど、ジャッカルって攻略対象に含まれていないんですね。びっくりしました。
だって、ひ、一人だけ除け者…?CGにたまに顔をだしたり、いい声で喋ってるのに?これなんていう生殺し?
それと同じ事を氷帝の妖精・樺地に対しても思いました。攻略したいのに対象外っていう。
なんだろうなぁ、欲にまみれたOTKが気安く手出ししていい存在じゃないんだな!って思うと納得できないこともないですが、樺地の場合は樺地を攻略する前に跡部をどうこうしないと二人きりで会話することすらままならないんだろうなあって考えると、攻略対象外は致し方なしって感じです。仕方ない。樺地は跡部専属だから。
当の跡部をプレイ中は、何度「跡部さまー!」って吼えたかしれません。
あのセクシーゴージャスジャイアンの前では、みんなメス豚に成り下がる。跡部は宗教だと改めて強く感じました。
跡部ってば、あんなに要所要所で「俺が俺が!」って出張ってくるので目立ちたがりにもほどがある!って思わずにいられないんですが、そのくせにいちいち格好いいのでこちとら「あ、跡部さまー!」やっぱり平静ではいられないっていう。
完全に跡部の手のひらで踊らされました。たまらん。
ありがとうございます跡部さま。跡部教サイコー!
あ、話が逸れてしまいました。
今日は立海っこ、幸村と真田の攻略に関して書こうと思っていたのでした。
ところで、立海は攻略が2人目(だか)になると、部員達から幸村の話題が振られるんですね。
どうやらそこでの主人公の選択の如何で、その後の展開で彼が絡むかどうかを左右するようなんですが、私はそのことをまったく知らずに真田の攻略時にうっかり幸村登場ルートを選択してしまいました。
真田のテクノカットが春日にしか見えないと思うと、画面に真田が現れるたびにこみ上げてしまう笑い(ごめん)をなんとか噛み殺しつつ、それでも親愛度を順調に高めて電話番号を教えてからの最初の休日、放課後も一緒に帰ったし、作戦コードはガンガン行こうぜ!でひたすら猛アタックを掛けたから当然真田からデートのお誘いがくるぞぉぉぉぉいっ!
と息巻いていたにも関わらず、実際には電話をかけてきたのは幸村で「あ、あっれぇぇぇ!?」ってなりました。
その後も真田からはデートのお誘いはなく、ガンガンいこうぜ作戦を実行して親愛度もグングン上がっているというのにデートには至らず、「何やってんだ真田の奴は!お前もがんがん来いよ来てくれよ頼みます!」と理不尽な怒りに打ち震えていたら、次の休日も幸村から電話がかかってきて「リハビリがてら」と称してデートに誘われました。
この時点でさすがに私も何かに見えない圧力に気付き、「こ、これはひょっとして……?」
過ぎる猛烈に嫌な予感。
挙句の果てには学園祭前日、真田の口から飛び出した「幸村はお前のことが…」みたいな発言にこちとら目玉がぽんっと飛び出すかと思いました。
わ、私は(このターンでは)真田のことが…!
DSを抱えてうずくまったのは言うまでもありません。
なんで私、幸村と仲良くなってんの?
その時は真田を転がすことだけに躍起になっていたので、まさか親愛度のメーターすら非表示の幸村がたまーに絡んできて、まさか主人公とどーこーなっちゃうなんて想像していなかったものですから、ちょいちょい電話してきてはこちらの目論見(=真田を転がす)を無視してどんどん主人公の気を引いていく幸村に対して得体の知れないものを感じて空恐ろしくなりました。
いっぷす!(親愛度が)見えない恐怖。
そんな幸村からの告白は、主人公に選択の余地など与えない三段構成のお願い仕立てというあざとさ極まりないもので、その時の幸村はきれーな顔に優しい微笑みを称えていて、ええ、まあ普通に考えたら総合して素敵な幸村くんということになるかもしれないんですが、優しさよりも周到さが際立っていたもんですから、その優しい微笑みも悪役が笑いながら人をぶっ殺しちゃってる時に浮かべる系の、ダークな感じのそれにしか見えませんでした。不可視のオーラが黒く見えた。すまぬ。でもそう見えちゃったから仕方ないんだ。
それからよくよく思い出してみたら、電話番号の交換もデートの合否も、幸村に限っては一切こちらに選択権がなかったので、なんだろう、もうひたすらブルブルするばかりです。
最初から全ては幸村の思うがままにっていう、そういうことでした。なるほどなぁ!
真田を転がすつもりがそれすらも含めて幸村にゴッロンゴロン転がされていたっていう、そういうことね!激なっとく!
ゆ、幸村って偉大だなぁって思いました。色んな意味で。
実際他の立海っこも要所要所で幸村の威光に慄いている素振りを見せており、彼の前ではみんなお皿に載った子羊状態(=いつでもさばける)なのだなという一端を垣間見ることが出来、立海には幸村絶対王政が敷かれていること確信しました。幸村はそうでなくっちゃあ!
そういう点で、幸村は期待を裏切らなくて良かったです。
と、まあここまで散々なことを言っていますが、幸村のことだって好きなんですよ?信じて下さい。
ただちょっと、びっくりしちゃったっていうんですかね?びっくりしちゃったんですよね!
幸村ルートに迷い込んだせいでお付き合いできず、こちらがこますつもりが結果的には焦らしプレイでこましてくれた真田とは、幸村とのお付き合い後に無事両思いを達成しました。
ゲームっていうのは、何度でもセーブして困ったらその都度リセット可能っていうのがいいですね。人生にはセーブもリセットもないのにね。あればいいのになって常々思います。完全にダメ人間の発想である。
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そういえば発売前から楽しみにしていた名前呼び機能ですが、登録されている名前のバリエーションがあまりに少なくて下唇を噛み締めたことは言うまでもありまんせん。
仕方なく無理矢理似た感じの名前で設定してみても(そうまでして名前呼び機能の恩恵に預かりたかったんだなっていう、生温い優しさで流してください)、発声のパターンが恐らく告白時に呼ぶという体で設定されているのか(は知らないんですが)ものすごくシリアスな声色のもので、通常の会話の最中に名前を呼ばれると、セリフと名前を呼ぶときのテンションがあからさまに違うというキャラが多々いたので非常に戸惑いました。ものすンごい違和感。王子様をこますどころではないくらいには戸惑いました。
なので、結局名前呼び機能は設定しないでプレイしているんですが、吹き出しに自分の名前が出るだけでお腹一杯て感じです。
なぁんだ、名前呼び機能なんて必要ないじゃーん。無用の長物じゃーん。
べ、別に上の名前も下の名前も未登録だった奴の負け惜しみとかじゃ……負け惜しみとかじゃ……負け惜しみだよ。ものすごく悔しかったです。このガッカリ感、半端ないよ。
き、気を取り直して、氷帝の純情少年・宍戸さんをこましてきたいと思います。
宍戸さんの可愛い後輩のちょーたろーくんは、もう私の手中に落ちてしまってこちなので、宍戸さんも大人しく(私が操る)主人公を好きになってくれたらいいと思います。ガンガン行ってくるぜ!
宍戸さんの反応が超楽しみ。
おしまい。
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