空色貴方色 | ナノ


EPISODE.02

あれから何時間も
“死んだ後の世界”について
話をしてくれる日向

「私には記憶がないって事だよね…」

沢山の時間を費やしたのに
ハッキリと分かった事は

だだそれだけだった

「まぁ焦んなって」

日向はゆっくりと歩き出す私の肩を抱き
その手で頭を撫でてくれる

寄り添う形になって
そっと身を委ねた

「ここにいる奴等はアホばかりだが
優しい奴しかいねぇさ、心配すんな」

そんな日向の言葉に優しさを感じて
私は涙を堪えながらも微笑んだ

「ありがとう、日向」

その刹那、生前の私は
笑う事に疲れていた気がしたんだ

日向格好いいだろw
と、管理人は自分で褒めてます^^
次回以降日向以外も登場

2010/06/08

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