誰が来るとも知れない生徒会室
「ハァ// ………直井、クン」
私は直井クンの絶え間ないキスに
受け応えていた
少し強引で、だけど寂しさのキス
「名前で呼べと言ったろ」
直井クンは少しばかり怒っている
私が、私が日向クンに隙を見せたから、
抱き締められてしまったから
「文人、……ゴメン」
未だに続くキスを拒み、言葉を交わす
「蒼空は僕だけのものだ」
付き合ってまだ1ヶ月
甘い甘いさくらんぼの私達
文人は私の手をそっと握った
“だから離れるな”と、
「愛してるよ//」
甘く、なったかな……