Short Luv | ナノ


七夕の日の特別

「日番谷隊長、知ってますか?
今日は一年に一度、彦星サンと織女星サンが
出逢える特別な日なんですよ」

「また松本か……」

私が言うと
日番谷隊長は書類から目を逸らさず
少し呆れたような表情だけを見せた

「今日くらい、雛森副隊長に
想いを告げてもいいと思います」

だから私も仕事する手を止めず
静かに言った

私は、隊長が好き
だけど隊長の一番は雛森副隊長だから

だから、2人が幸せであって欲しい

日番谷隊長は隊長であるが為に
仕事以外はあまり目を向けない

今日こそは、想いを伝えて下さい

「……馬鹿野郎、
雛森はそんな事望んでねぇよ、

後は頼む、」

私の彦星サン…日番谷隊長は
私を一人残して出て行った

七夕企画で、もしやの切ない(;゜ロ゜)
甘いのも書こう、うん

2010/06/10


[back] * [next]


- 62 -


「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -