そんな疑問はすぐにかき消され
押し倒されてゆく私
日向クンがスカートに手をかけた
「日向っ!何やってんだよ
蒼空も納得なんてするな
お前たちはまだまだこれからだろ!」
その刹那、音無クンが
少し乱れた息と共にやってくる
「もう、いいんだ……音無
ありがとな」
日向クンは消えた
いつもの笑顔で、
熱を帯びた体が
日向クンがここにいたという証
私たちは訳も分からず
取り残された
「残された奴の気持ちも考えろ……アホ日向」
強く握られた手
壁に打ち付けられる音だけが
響いていた
シリアス━━━っ(;゜ロ゜)