Short Luv | ナノ


想いの人

ずっとずっと好きだった日向クンに

私はフラれた

「ごめん、期待させちまったなら」

理由は

生きていた時、
彼女と呼べるような子がいた

ただそれだけ、だったら良かったのに

「私を見てくれなくても良い
だから、付き合って………」

その彼女サンは
私と凄く似ているらしい

日向クンの瞳に映っているのは
いつだって私ぢゃなかった

「はぁ?俺よりもっと良い奴いるだろ、
音無…とか」

「日向クンがいいから――…」

今まで少し困惑していた日向クンは
何かを復帰ったように

触れるだけのキスをした



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