「野田クン………私、
野田クンの事がずっとずっと好きでした
付き合ってくれませんか」
私は赤く火照った顔を隠すように
少し下を向いて、手を差し出した
どうか、
好きならこの手を握って、離さないで
告白したのは数時間前
なのに、音無クンが来たせいで
返事は聞けず―……
私の隣には
あー、彼奴等またやってんのかよ
なんて呆れながらに言う日向クンがいる
日向クンとゆいチャンも変わらないけどね?
そんな風に思ってみるものの
気分がのらないから言わない
やっぱりフラれちゃったの……かな?